ミセスライブ「BABEL no TOH」ドームツアー2025全公演まとめ|会場別レポ

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2025年、Mrs. GREEN APPLE(ミセスグリーンアップル)が贈るドームツアー「BABEL no TOH」が全国で開催されています。
バンドの10周年を締めくくる本公演は、“塔を登る物語”をテーマに、光・音・映像が融合した圧巻のステージ。
この記事では、愛知・札幌公演を中心に、各地のライブレポ・セットリスト・演出の違いをまとめています。
ミセスライブの熱狂をもう一度味わいたい方や、次の公演を前に予習したい方はぜひご覧ください。

目次

ミセスライブ「BABEL no TOH」|テーマとツアー概要

ミセスライブ「BABEL no TOH」は、2025年に開催されたMrs. GREEN APPLEの全国ドームツアーであり、フェーズ2を締めくくる象徴的な公演です。
ツアータイトル「BABEL no TOH(バベルの塔)」は、人と人とのつながり、音楽で築く新しい世界を意味しているように思います!

日程会場開場予定時間開演予定時間
10月25日(土)愛知・バンテリンドーム ナゴヤ16:0018:00
10月26日(日)愛知・バンテリンドーム ナゴヤ14:0016:00
11月1日(土)北海道・大和ハウス プレミストドーム(札幌ドーム)16:0018:00
11月2日(日)北海道・大和ハウス プレミストドーム(札幌ドーム)15:0017:00
11月8日(土)福岡・みずほPayPayドーム福岡16:0018:00
11月9日(日)福岡・みずほPayPayドーム福岡15:0017:00
11月15日(土)大阪・京セラドーム大阪16:0018:00
11月16日(日)大阪・京セラドーム大阪15:0017:00
12月15日(月)東京・東京ドーム16:0018:00
12月16日(火)東京・東京ドーム16:0018:00
12月19日(金)東京・東京ドーム16:0018:00
12月20日(土)東京・東京ドーム15:00➡14:00に変更17:00➡16:00に変更
  • 各会場とも、開場時間の前後は非常に混雑するため、早めの到着が推奨されています。
  • 終演時間は開演から約2~2.5時間程度が予想されていますが、過去のツアーでは最大3時間程度の公演もあったため、時間に余裕を持って行動すると安心です。

この情報は2025年12月現在の公式発表に基づいて更新しています。

Mrs. GREEN APPLE「BABEL no TOH」公演ライブレポ(全ドーム共通)

――音楽で“世界”を描いた、ミセス史上最大級の物語体験

巨大なステージセットとして再現されたのは、神話と現代が交錯する“バビロンの街”でした。
100人を超えるキャストとともに描かれた「BABEL no TOH」は、単なるライブという枠を超え、Mrs. GREEN APPLEがこれまで紡いできた音楽や思想を、ひとつの物語として体感させる壮大な作品だったと言えます。

この公演で描かれていたのは、成功や挫折、分断や孤独を抱えながらも、それでも誰かとつながろうとする人間の姿でした。
そして同時に、ミセスが「なぜ音楽を届け続けるのか」という問いへの答えでもあったように感じます。

荘厳な幕開け|ドームに誕生した「バビロンの街」

重厚なオープニングSEが流れたあと、マーチングドラムの音がドーム全体に鳴り響きました。
ステージ中央から姿を現したのは、大森元貴、若井滉斗、藤澤涼架の3人です。

大森さんが両手を耳に当て、5万人の歓声を受け止めると、最初に披露されたのは「Love me, Love you」でした。
バビロンの住人を演じるキャストが行き交う街の風景の中で、大森さんの伸びやかな歌声とJAM’Sの大合唱が重なり、ドームは一瞬で物語の世界へと引き込まれました。

続く「CHEERS」ではライトスティックが色鮮やかに輝き、5万人と“乾杯”。
「アンラブレス」では、若井さんのギターと藤澤さんのキーボードが躍動し、序盤から会場の熱量は一気に高まっていきました。

祝祭から物語へ|塔の建設が始まる瞬間

「Feeling」では色とりどりのバルーンが舞い、会場全体が幸福感に包まれました。
しかしその直後、物語は少しずつ次の展開へと進んでいきます。

爆発的なドラムとギターに導かれて披露されたのが「パブリック」でした。
バビロンの人々が“塔”を築き始めるこの場面では、唯一ファーストアルバム「TWELVE」から選ばれたこの曲が、焦燥感と衝動を強く感じさせるギターロックとして響き渡ります。

そして「おもちゃの兵隊」のクライマックス。
ステージ上に現れたのは、巨大な塔でした。
もはやステージセットとは思えず、東京ドーム全体が息をのんだ瞬間でした。

王の誕生と崩壊|混沌へと向かうバビロン

MCで改めて挨拶を交わしたあと、「WanteD! WanteD!」で空気は一気に解放されました。
「ライラック」で瑞々しい青春の風景が描かれたかと思うと、ステージは再び神秘的な世界へと変わっていきます。

白い衣装のダンサーとスモークに包まれながら歌われた「Soranji」。
孤独と愛を見つめる「フロリジナル」。
さらに「ゼンマイ」「君を知らない」「Soup」と続く流れです。

しかし物語はここで暗転します。
怪しげな仮面をつけた人々が現れ、塔の上には赤いマントをまとった“大森=王”の姿がありました。
「絶世生物」で放たれる圧倒的な存在感は、力を持つ者の危うさを強烈に描き出します。

燃え上がり、迫り出す塔。
「Ke-Mo Sah-Bee」から「Loneliness」へと続く混沌のシーンでは、レーザーととどろく音が支配する空間が、世界の崩壊そのものを表現していました。


愛が残る場所へ|「ダーリン」から始まる再生

荒れ果てた世界を包み込むように、藤澤涼架さんの静かなピアノの音が響き始めます。
「ダーリン」で歌われたのは、すべてを失ったあとにも残る“それでも愛を求める心”でした。

苔むした塔が示す長い年月の経過。
そこから始まった「コロンブス」では、バビロンの街に再び活気が戻り、音楽も明るさを取り戻していきます。
フェーズ2を振り返るMCでは、3人それぞれが感謝と未来への思いを語りました。

藤澤:「フェーズ2、たくさんのみんなに出会えて、皆さんに楽曲を聴いていただいて、本当に幸せでした。フェーズ3はもっともっとミセスのこと、メンバーそれぞれのことをより深く知ってもらって、こんなところがさらに好きだなってポイントを増やしてもらえたら」

若井:「みなさんがいるから僕たちはこうしていろいろな活動ができてるし、届ける場所があるから、表現を通して次はどんな楽しいことをしようかなってワクワクできる。いつもありがとうございます!」

大森:「塔は建てられなかったかもしれない。でも、壊れたり、無駄になったりすることも含めて人生なんだと思う」

「僕も自分のことを惨めだな、情けないなって思うこともあるんです。人というのはネガティブな生き物だと思っています。なので、どうせなら楽しいことをしたいと思って曲を書いています」

この言葉こそが、「BABEL no TOH」という物語の核心なのではないでしょうか。

フィナーレ|すべてを肯定する音楽の力

「ANTENNA」「GOOD DAY」「Magic」と続く終盤は、祝福に満ちた時間でした。
JAM’Sの大合唱とメンバー3人の笑顔が重なり、東京ドームは完全にひとつになります。

ラストを飾ったのは「天国」でした。
藤澤さんのピアノとともに、大森さんが花道の先で歌い、登場人物たちは光の中へと消えていきます。
天使のラッパのように響くトランペットの音色とともに、「BABEL no TOH」は静かに幕を下ろしました。

そしてスクリーンに映し出された「TO BE CONTINUED」と「ELYSIUM」。
物語は、まだ終わっていません。
フェーズ3は、2026年1月1日から始まります。

まとめ|「BABEL no TOH」はミセスの“覚悟”を示した公演

「BABEL no TOH」は、ライブでも演劇でもありません。
Mrs. GREEN APPLEが音楽によって“世界”を創り、観客をその住人にした、前例のない体験でした。

崩れても、迷っても、それでも生きていく。
そのすべてを肯定する音楽が、この公演には確かに存在していました。

フェーズ3の物語が、どんな楽園へと続いていくのか。
その続きを、心から楽しみにしたいと思います。

各地のライブレポまとめ

公演ごとの魅力と違いについてみていきましょう!

名古屋公演|“塔”の世界観が初めて形になったスタート地点

ツアー初日を飾った名古屋公演は、「BABEL no TOH」の象徴的な演出が初披露された特別なステージ。
メンバーの衣装と塔の映像演出が融合し、ファンからは「光と音の物語だった」との声が相次ぎました。
特に初日限定のサプライズ映像やセトリも話題となり、SNSでは「#BABELnoTOH名古屋」「#ミセス初日」でトレンド入り。
ツアー全体の方向性を示す幕開けとして、ファンの記憶に深く刻まれました。

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SNS上では「寒ささえ演出の一部に感じた」との声も。
また、会場限定ドリンク「バビロンアップルソーダ」も登場し、ライブ体験をさらに特別なものにしました。

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平日にもかかわらず、会場には朝から多くのファンが集まり、開演前から期待と熱気、BABEL no TOH一色の景色が広がっていました。

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随時更新していきます!

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普段は会社員ですが、ミセスの音楽や活動を追いかけながら、感じたことや情報をシェアしています。気軽に覗いていってくださいね。
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